有機野菜マーケットがスターフェリーピアに!
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「ハロー香港2008」のオーガニック特集でお世話になったシンプリーオーガニックの朱さんが代表を務めるHOFA(香港有機農業協会)は、毎月1回、有機農業や食品に関わる気になる話題のミニレクチャーと、会員の農家提供の有機野菜を使って作ったオーガニック料理を楽しめる「オーガニックディナー」を開催している。
取材中に食べた新鮮で安全な野菜料理の味が忘れられず(ものすごーく量を食べても、何だか胃がもたれない気がする!)、カメラマンのKさんを誘って、初めて参加してみた。取材を通して、少しだけ触れてみた香港での食の安全にアンテナを張っていたい気がするので、今後もなるべく参加してみたいなーと思っている。
今回のミニレクチャーのトピックが、グリーンピース中国のメンバーによる「Rice is Life-The Risks of Genetically Engineered (GE) Rice」というもの。
●遺伝子操作米の現状
食の安全で色々と叩かれている中国政府だが、遺伝子操作米は安全性が確認されていないため、本来、実験用途でのみ存在し、販売は許可されていない、はず。しかし「害虫がつかないように遺伝子操作されたGE米」を、何らかの手段で手に入れた中国中部の湖北省の農家が栽培し、香港を含めた各地に流通させているという! GE米は非常に強い品種であるため、湖北省から決して遠くない世界のお米の故郷である広東省で今も栽培されている伝統品種が淘汰されてしまう危険があるという。
そして、本来違法であるはずなのに、その米は有名ブランドのベビーフードを含めた、様々な食品に既に使われていることが分かっている。食の安全に敏感な欧州諸国では、GE米を原料にしたビーフンを輸入禁止にしたり、少なくとも消費者が選択できるようにGE食品であることを明示するラベルが貼られたり、という対策がとられているというが、香港ではパークンショップなどの一般のスーパーで既に流通している。そして香港の法律では、GE食品について、その事実をラベルにして明記する必要がないため、消費者にはまったく選ぶ余地がない!
●英語の記事は、ここをクリック。
グリーンピースといえば、過激な反対運動という活動手法で賛否両論分かれやすい団体ではあるため、これに対してどんな訴えをするのだろうか、多少緊張して聞いていたところ、香港でまず訴えたいのは「ラベルの必須化」であるというので、受け入れやすい内容だった。しかし日本のように「遺伝子組み換え原料使用が5%未満なら、『遺伝子組み換え原料を使っていません』と入れられてしまうような中途半端なものは止めて欲しいもの!
実はこのレクチャー、英語で案内をもらったから英語でやるのだろうとスピーカーがいつ英語に切り替えるかと待っていたら、最後まで広東語のままでした……。Kさんの同時通訳とモニター上の中国語字幕(漢字だから半分位は意味が分かる)で、何とか理解できたのでした。ありがとう、Kさん!!
● やっぱり美味しい! 有機野菜
さてさて、考えさせられるレクチャーの後は、有機野菜料理のバイキング。茄子のゴマ油炒めや、大根の煮物、蒸した紫キャベツ、マッシュド南瓜など、食べやすいものばかり。ぜんざいのような小豆のスープにサツマイモが入ったデザートが美味しかった!
会場:The New Life Restaurant, Shek Kip Mei Park Sport Centre, Kowloon
料金:HOFA会員は100HKD、非会員は120HKDでした。
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昨年末出た「ハロー香港2008」という本で、「オーガニックライフ in 香港」という記事を作らせてもらいました。一気に26ページも書き下ろしたので、一時はお尻が床ずれしそうになりましたが、本当に充実した取材ができて楽しかったし、自分の生活に即直結して役立ってます。
日本にいた時、最初はマメに宅配してくれるという理由でPal SystemやOisixを頼んでいて、有機野菜やフルーツを食べてました。そのうち「何、これ、おいしい!」。味の違いと、何となく滋養に満ちた食感(これは気持ちの問題なのかも)がすることに気がつきました。
自分はまあ、もう出来上がっちゃってますが、日々、プチプチと細胞分裂を繰り返す音が聞こえてきそうなほど、ぐんぐん大きくなる子ども達を見てると、やっぱりなー、食べ物で体ができるのに、変なものばっかり食べさせちゃいけないよなー、と思わされます。
そしてやってきた香港。生活ガイドみたいなのを読んでいたら「野菜は普通、水に3時間つけて毒抜きをしてから食べよう」みたいなことが書いてあって、ビビリました!! 中国産は安いけど避けた方がいいかと輸入野菜を見れば、価格が一気に5倍くらいに跳ね上がったり。それなのに、収穫からどのくらい経っているのやら、しなびてておいしそうじゃなかったり。
不安を抱いて食べると、おいしさも半減するんですよね。
そのうち慣れたら、何となくあまり根拠はないけど、芋は中国産でいいけど葉物は止めようとか、自分なりの基準で選べるようになってきましたが、「これなら安心、しかもバカ高くない」という食品は自分が知りたかったのです。
日本と比べると何年か遅れている感のある、香港のオーガニック食品業界。取材前は「まあどこも似たり寄ったりなんだろう」などと、あまり期待してませんでした。
ところが、いざ、お店を回り始めると、本当にそれぞれ個性もポリシーも違って。ものすごくキャラが立ってるというのでしょうか。
最初に取材して、最初に掲載している「スリーシックスティ」は、超大企業が経営する大規模ワンストップショップ。とにかく、その本気度に驚きました。何もかも徹底している! 豊富な資金があるならではの余裕で、今既にある市場ではなく、ながーい目で消費者と市場を育てて行こうという姿勢がむんむん漂っています。
一方で、香港人が「オーガニック、なんじゃそりゃ、もっと安くしろ」なんて乗りだった10年前から、こつこつと自力で、妥協しない有機農園を作って、それをまたこつこつと販路を広げて。見事に発展させた今では、東南アジアの貧しいけれど高品質の食品を作る農家を支援している、信念の女性が代表の「シンプリーオーガニック」も、強烈な印象でした。
他にも、「がちがちの頑固親父がやっているのかと思ったら、イギリスで博士号をとった夫婦が最新設備を自社開発して作っている老舗醤油屋」とか、「名門のお嬢様が、やれ道楽だと揶揄されながらも地道に続けてきた高級乾物店が、世間の風向きが変わって、扱う商品のずば抜けた品質でやっと認められた」など、どこの店にもドラマ&すごい情熱を持った人たちが待っていてくれたのです。中には、「オーガニック=素材の味が生きる美食」というスタンスで、食材にこだわり抜くシェフもいます。
日本で老舗による偽装表示が続き、「こう表示に書いてあるから大丈夫」とは、全然言えないことが改めて分かりましたよね。結局は、「この人が作ったなら」「この人が選んだなら」安心して食べられる、そこに行き着くのでしょうか。「○○さんの大根」とかを始めた人はすごい!
これは安心、と思って食べると、おいしさも倍増する気がします。
ちなみに、一時期集中してオーガニック食品ばかり食べてたら、化学調味料を口にすると舌焼けするような感覚ができてしまいました。うーん、何とも感じなかった方が幸せだったかしら......。
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