オリンピックも所変われば
北京オリンピック、今のところスムーズに進んでいますね。
水泳や体操、バドミントンにバレーなど、屋内競技がまだ多いので、大気汚染の心配を今の所忘れて見られるから安心感があるのかも。
自分が何人だか分からないのではと心配になるわが子らも、日本が出てくると、大声援! 「一応、日本人だと思ってるんだな」とちょっと安心したりもして。
さて、ここのところ、オリンピックイヤーには全然日本にいなくて、前回はイギリスにいたのですが、今回の北京の方がずっと楽しめるのです。それというのも、結局、その国のオリンピック放送は、自国の選手が出ている、強い、というものが中心になるため。
日本選手の活躍なんて、イギリスではほとんど見られませんでした。特にあまり有力競技がないイギリスでは、BBCの衛生放送が何チャンネルも同時中継!と唄いつつ、それが全部、馬術競技だった時には「馬術ってこんなに種類があったんだ」と目からウロコものでしたっけ。男子のシンクロ飛び込みっていうのも、イギリスで初めて知ったんだなー。
一方、中国って何だかんだ言って、花形競技が日本と似てるんですね。それに日本の動向を何かと気にしているし、選手のこともよく知っています(平泳ぎは「蛙泳」、北島は「蛙王」というのは笑いました。優勝したら魔法が解けて王子様に戻るのかしら?)。なので、テレビ中継のバランスとしては、すんなりと見られて欲求不満が溜まりません。
子供達も「日本すごーい」と喜べる機会が割とあります。優れたスポーツ選手って、国境や人種を越えて尊敬を集めますし、その選手が自国代表と接戦になったりすると、記憶に残ります。が、イギリス人は、日本がそんな活躍している分野があるって、あまり知らない=尊敬する機会が少ない、んじゃないかな。
先日マカオのシルク・ドゥ・ソレイユで取材したロシア人のピエロ監督の方は、私が日本人だと分かると「ツカハラ!ツカハラ!」と連呼してました。ロシアも体操得意だから、彼も子供の頃、オリンピックをよく観てたんでしょうね。
世界地図が、どこの国も、自分達の国を中心に置いていて、それを通して世界を認識するのと同じく、同じオリンピックを見ていても、所変われば観ている内容自体がまったく異なるんだろうな、などと思う今日この頃でした。
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