香港にバッドマン!? 映画「ダークナイト」より
昨日、様々な興行記録塗り替え中の映画「バットマン―ダークナイト」をついに観ました。
映像、役者、台詞、ストーリー、音楽、何から何まで完璧で、久々に力強い映画を観たなという満足感。クリスチャン・ベールも元々好きですが、あの人、「アメリカンサイコ」で初めてみた時と同じく「何もかも手にしているのに満足できない歪んだ美男」というのがハマリ役ですね。
そしてヒース・レジャーの最後の演技というのは、もう、絶句もの。いくら自殺じゃなかったと言っても、あのサイコ男になりきることで、尋常じゃない精神状態になっても全く不思議はありません。
あの妙な話し方や、蛇のように舌を動かす嫌な感じの仕草、「どうやってこんな役作りをするんだろう」と感じたのは、「カリブの海賊」1作目のジョニー・デップを見て以来(あちらは、キース・リチャードがモデルと後で聞いて、なるほど、と思ったっけ)。ヒース・レジャーの後釜候補にジョニー・デップの名前が上がっているという噂を聞いて、これも納得です。
でも何だか役者冥利に尽きるだろうけど、不吉感漂う役ですよね。「ブロークバックマウンテン」を見ていないのもあって、私にとってヒース・レジャーのイメージといえば「ナイツテール(ロック・ユーって日本語タイトルでしたっけ)」の太陽のように明るい美青年であり、余計、あの青年が悪魔に取り付かれてしまったようで、目を覆いたくなるような。
そして「なんで生身の人間なのに、こんなに無敵で凶悪なんだ」というほど、こちらが無力感を覚えるジョーカーの強さって、「クローバーフィールド」のモンスターを思わせる、象徴的な意味を持たせているとしか思えません。
他の役者さんたちも、もう名演というか好キャストというか、粒揃い。が、しかし、香港在住の皆さまにとって、嬉しい驚きは、なんとバットマンがIFC2に登場することでしょう!
スーパーマンなら一っとびだし、スパイダーマンもまあ、外出嫌いじゃなさそうだけど、ゴッサムシティから出たことありましたっけ、バッドマンって。いきなり海外、しかもアジア、そして香港とは。(かなり小さな飛行機だったけどなあ)。
いつもは「どうだ、凄いだろ」と言わんばかりのギンギラしたIFC2も、ゴッサムシティの隠微さの延長のような、怪しい雰囲気に包まれた名演技をしてました。屋上のギザギザが何ともいい感じですね。ああいうアングルは普通の観光写真じゃ見られないので、なかなか興味深い! それにしても、ああいう影で悪いことしてそうな青年実業家のオフィスとか、きっとあるんでしょうねー。IFC2には。
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