きれい好きなローカル料理店
先日、HKTB様のお仕事で、3日間で9軒のレストラン取材がありました。3日目を終えて帰ってきた私に、夫がしみじみと「丸くなったね......」。人間はもともと丸いので、精神面についての指摘ではないことは確かでしょう。
いつもは割とこじゃれた店の取材が多かった私ですが、今回はド・ローカルな店にも何軒かうかがいました。英語がほとんど通じないので、アポ入れにとても苦労したものの、実際に取材に行くとほんと人情味があって、みんな優しいんですよ-、可愛いお爺ちゃん店員とかいますし。
そんな中、今まで「こじゃれた店=清潔、ローカルな店=ちょっとバッチイ」と勝手に抱いていたイメージが、ガラリと崩れる出来事がありました。(前者が崩れたのではなく、後者です)
レストランの取材というのは、営業時間外に行うのが普通です。ランチとディナーのある店なら、一番多いのは15時頃から18時頃の間でしょうか。その店には17時頃うかがいました。
すると外のウィンドウを隅から隅まで磨いているおっちゃん。「へーきれいにしてるんだな」と思って中に入り、代表の方と話したり(「何年に開業したの」と聞くと「6時」と答えが帰ってくる!)、いろいろ準備をしていると、同じおっちゃんが中に来て、水槽を拭いていたかと思ったら、今度は各テーブルへ。
テーブルの真ん中の円板をはずすと、その裏までもゴシゴシ。そしてテーブルクロスを外して、洗浄液をふきつけて、クロスでごしごしと拭いているのですが、その気合いの入れ方がただごとではない。テーブルクロスをかけるんだから適当でいいや、とは思わないんですね。気がつけばカウンターの裏から表から、ものすごい勢いでずっと掃除をしてました。
「凄いなー」と思って壁を見れば、鏡張りの壁は隅から隅まで指紋一つない。最近改装していて、比較的きれいめではあると思っていたものの、おー、こんなに清潔にしてるんだ、と目からウロコでした。
家に帰って夫に話すと、「取材が来てたから気合い入ったんじゃないの」。うーん、可愛くないやつだのお。しかし、あのおっちゃんの堂に入った拭き掃除ぶりは一朝一夕で身につくものではないでしょう。いつもの掃除だと私は信じています。
ちなみにその、きれい好きなローカルレストランの正体は、湾仔と銅鑼湾の間にある「越華會」です。もちろん豪快なる海鮮料理+家庭料理っぽいおかずも、よかったですよー。越華會に行かれる方、あの日のおっちゃんのがんばりが一過性のものではないことを証明するために、ぜひテーブルクロスをめくってテーブルの清潔度チェックをお願いいたします。
そして私は今年度の抱負だった「広東語を勉強」、遅ればせながら12月に始めます。やらないよかましでしょう......。ラブリーな爺ちゃん、おっちゃんと話せるようになる日を夢見て。
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