カテゴリー「3)英語教育・インターナショナルスクール」の8件の記事

セカンダリースクールが始まった!

今日から子どもたちの学校が始まった。新学期であるが、今日から新しい学年の始まりでもある。

7年生になった長女は、日本でいう中学校にあたるセカンダリースクールに移った。 恭しい入学式も何もなく、いきなりクラスが始まるインターナショナルスクールのスタイルには既に慣れたけれども、長女の場合、6月に予定されていた小学校の卒業式までが中止にされてしまっていた。豚インフルの影響で、香港中の小学校が先学期の最後の2週間、学校閉鎖になってしまったからだ。

本来なら学校の説明会などがあるはずがすべて中止、先生からのセカンダリースクールの心得のような話も一切なく、唐突に新学年がやって来た感じがする。

インターによっては小学校からバリバリ宿題連発のところもあるけれど、うちの学校は小学校の間、とても楽ちんで、宿題はずっと週に1度だけ。6年生あたりから、週に2、3回出始めるものの、まあのんびりはしていた。

初日を終えて家に戻った娘は、開口一番「すごい宿題が出た。これから毎日出るんだって」と青くなっている。日本では小学校5年生で、受験する子だったら塾がそろそろ大変になる頃だろうから、娘だって引き締めてもらっていいはずなのだけれども、これは親も覚悟を決めないと行けないんだなと、子どもと一緒に青くなってしまう。

ついつい一番気になってしまうのが日本語学習だ。ただでさえ「日本語も大事だけど、他の教科の方が大事なんだから、ほどほどに」というスタンスの夫をうまく説得できないでいるのに。もちろん夫の言う通りである部分も多いのだけれども、相変わらずのんびりしている下の子たちを見て、つくづく「小さいうちにガンガンやらせるしかないんだな」と改めて気付く。

習い事も間引きしていかないとまずいんだけど、せっかく今まで頑張っていたのに、と私が未練がましくなってしまうし。 やっぱり一番上の子は、親も一緒にオドオドしてしまって申し訳ない感じ。

セカンダリーの子の親らしくできるようになるまで、自分も時間がかかりそうだ。

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久々の日本 2) 体験入学&二ヶ国語教育

本当に、短期間の里帰り中に公立小学校や幼稚園に通わせていただけるのは、日頃、日本語を勉強させるモチベーションを高めるのに苦労している親として、これほど有難いことはない。

「サッカーやってて良かったなー」と実感したのが、2年生の長男。毎日、毎日、校庭で色々な学年の男の子達とひたすらサッカーをして過ごしていた。「今日は6年生の友達が出来た」「へーなんていう子?」「分かんない」>典型的な会話。広い校庭を週末開放してくれるのも本当に有難いし、物凄い贅沢。思い切り走り回れる・ボールを蹴れるオープンスペースって、香港ではなかなかないもの。スポーツ=言葉は要らないのがミソなのかもしれないけれど、日本の普通のやんちゃだけど照れ屋な男の子らしく話してくれると、何だかくすぐったいような嬉しさを感じる。「ただいま~、いってきまーーーす」(バタバタとランドセルを置いて、また遊びに行く)を体験できたのは本当に良かった!

4年生の長女は、元々日本でこの小学校に通っていたからお友達も多い。

その日、娘は何人かのお友達と私と一緒に夕暮れ時の商店街を歩いていた。特別なことは何もないけど、完璧に調和の取れた楽しいひと時。すると「こんなに楽しいけど、これはつかの間なんだ。今度はいつ会えるのかな」という気分になったらしくて、娘がぐずぐずと涙ぐんでいる。

それを見たら、何だか健気だな、親の都合で振り回してしまって可哀想だなと私の涙腺もちょこっとやられそうになった。ただ、イギリス、日本、香港と転々とする間に、英語と日本語のバランスがあっち行ったりこっち行ったりして、私が押さないとその言語が途端に抜けてしまっていた娘が、「私は英語もやるし日本語もやる」と自覚を持って、自主的に勉強をするようになってくれたことに気づいて、長年の苦労がついに実を結んだのかな(甘い?)と感慨深く思えたのは、ものすごい収穫!

一方、年長の次男は、日本で最初に言葉を覚えた分、姉兄と比べて一番日本語が得意で、香港に行った当初は「英語の学校行きたくないよおお」なんて泣いていたこともあったのに、香港での小学一年生として楽しい毎日を送り、私が上の二人を日本語の塾に連れて行くのに忙殺されて、「この子まで手が回らないから、取りあえず日本の小一になったら頑張ろう」と手を抜いている間に、テキメンに英語ばっかり話すようになっていた。「しまった、油断した」と気づいたのは里帰り直前。「僕ね、ママにgiveするからね、this onetrying to 作る」とか話しているではないか! なるほど、混ざる時はこんな風に混ざるんだ、と感心している場合ではない。小さい分、お友達のことも忘れ始めると忘れてしまうようだし。

うーん、長女が次のステージに到達した分、これからはこっちを押し上げて行かないと、と襟を正した。2週間でかなり日本語らしさが戻ったけど、いやあ、小さい子は体で覚えて体で忘れるんだなーと改めて気づく。はー、母が頑張るネタは尽きません。

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10歳で一人一台ノートパソコン!?

日本なら小学4年生の長女。学校のカリキュラムが英国から最近IB(インターナショナル・バカレロア)に変わり、学校側も意欲的にいろいろな試みをしています。

この8月末から小学校の最高学年であるYear6に進むと同時に、なんと一人一台ノートパソコンを所有することになるとか!(もちろん、学費とは別にPC代は払わないといけません)

この数ヶ月で宿題が「パワーポイントで『バランスの取れたライフスタイル』に関するプレゼンテーションを作成」とか先日はなんと「香港の水供給事情に関して、自分でウェブサイトを作ってくること」など、すごい勢いでIT教育が盛り込まれています。我が家はたまたまITに強い家庭なのでいいですけど、家庭によってはかなりサポートが大変なはず。まあ娘は、びっくりするほど、ほいほいとこなしていて、それ自体は問題ないのですが。

もちろんITに強くなることのメリットは百も承知なものの、「この年齢でそんなにIT化させる必要があるのか」という点がひっかかります。一番気になるのが、有害情報やサイトへのアクセス。半分夢見ているような年頃だけに、世の中の極端に歪んだ一面に簡単に触れられてしまい、その世界の住人になってしまった少年犯罪のケースなどを考えると怖いですし、ネットいじめが深刻という日本のニュースを耳にするので、その辺の学校側の認識はどうなのだろう、と非常に疑問です。

先日、親を集めて、PCに関する説明会がありましたが、「居間で家族がいるところでしかアクセスしないようにさせて下さい」とのアドバイス。うーん。一応、履歴のトラッキングは学校側のシステムで行うようですが、まだ詳細は不明。

日本のニュースを集めて資料にして学校に渡すくらいしてもいいかな、などと思ったりしてます。

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スクールフェアで世界選抜サッカーの巻

今日は、子どもたちが通うインターナショナルスクールのスクールフェア。毎日子どもらが乗っているスクールバスに乗せてもらって、45分かけて、会場である学校に行ってきた。

PTAや先生が中心になって、フェースペインティングや、クイズ、ミニボーリングなど、様々なゲーム会場が設けられ、くじ引きやら、ダンスのパフォーマンスやら盛りだくさん。インド料理にドーナツに、お母さん達のカップケーキに、と食べ物も色々。

バスに揺られに揺られて、フェアの開始時間に到着。さーゲームやるぞ! と張り切っていた子ども達だった。が、しかし、小雨が降る中、うちの5歳児が知り合いのお兄ちゃんでサッカー友達(9歳)と、グラウンドでサッカーを始めたら......あれよ、あれよと男の子達が集まってきて、いつの間にかチームに分かれて試合をしている。

大きさも5歳から11歳までのデコボコチーム。国籍も人種もてんでバラバラのまるで世界選抜。1年半前は、ちょっと強くぶつかられると大泣きしていた5歳児も、すっかりたくましくなり、頭一つ、二つは違うお兄ちゃん達と、同等に走り回っているのには、ちょっと感動。濡れたグラウンドで、しょっちゅう転ぶのに、すぐに立ち上がって、すぐゲームに戻っていく。

子ども達も多種多様なら、それを見守る大人たちも多種多様。でも子どもがサッカーしているところを愛おしそうに見ている親たち(とくにお父さん)の、とろけんばかりの表情は皆、同じ。これを見るのも、これまたいいものだ。

世間には人種だ民族だ宗教だと、ややしくて複雑で解決の糸口もない問題があるけれど、ここだけはしばし、『イマジン』の歌詞そのままのような、理想郷での幸せな時間が流れていた。

結局、ドーナツも、くじ引きも、ゲームも、フェースペインティングも、全部すっぽかして、食事もせずに3時間、息子たちはサッカーをしていた。あらかじめ買っておいたゲームチケットは、「これ、いらないなら私がやってくる」と言って、娘が一人で全部使ってしまった。

「サッカーするだけなら、こんな時間かけて学校までこなくたって近所でできたのに」と、思うものの、息子たちにとっては、ものすごーーく楽しかった1日になったらしい。

グラウンドの片隅でただひたすら、雨でしょっちゅう子どもらが転ぶので、眺めているしかなかった私も、疲れたけど、成長の跡を堪能したからか、まー良い1日だったかな。

ちなみに帰りのバスで、疲れて寝込むだろうと思ったら、ずっと大騒ぎ、そして家に着いたら「サッカーしに行っていい?」とアマさんを駆り出してまた行ってしまった。

この恐るべき体力、私にはついていけません!!

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楽しくスペリングを身に付けるPCゲーム

我が家には、XBOX360とDS Liteがあります。それにPCが加わって、何かといえば「1時間だけって言ったでしょ!」などと、特に長男に向かって私がガミガミ怒っていることも日常茶飯事なわけですが、これだけは「あら~頑張ってるわね~」とママも機嫌がよくなるゲームがあります。

それ015_3は「Bookworm Adventure」という、英単語のSpellingで遊ぶPCゲー ム。Lexという毛虫が、ひたすらモンスターやら悪霊やらと戦い続けるのですが、その武器が英単語。画面にそのたび違う組み合わせで表示される16文字(実際には何文字か重複しているので10字前後)を使って、英単語を作り、そ の単語が長くて難しいほど、威力が強くなります。

017不気味な地底世界で恐ろしげな悪霊たちを相手に戦うといっても、実際は、自分の番が来ると、とことこっと相手の前まで進んで「ゴツン」とたたいて来るだけ。セッティングが大げさな分、「何だこりゃ」とほのぼのとした雰囲気。

単語を作るのは、かなり難しくて、「ママ手伝って」と借り出されるものの「ええっと、あれを作るには、あ、でもYが足りない!」など、できそうでできない組み合わせが多く、なかなかの頭の体016操に(辞書まで持ち出したこともありました)。大人も子どももしっかり遊べます。フリートライアルのダウンロードもありますよ。http://www.popcap.com/games/bookwormadventures

これはPCゲームですけど、日本だとDSで色々お勉強ソフトがあるんですよね。子どもたちは、スクールバスに往復で1時間半、毎日乗っているので、その時の暇つぶし(車酔い防止でもあり)に、DSは持っていってよいことにしています。といっても、やりたがるのは長男なのですが。

ゲームはアマゾンなどから海外に発送してくれないので、次に日本に行った時に買ってこようかな。

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高まる北京語学習熱

香港の言語と言えば広東語。英語だけ知っていれば日々の生活で困ることはほとんどないものの、

○仕事の場などで「ああ、広東語を知っていればなあ」という場面に遭遇することがある。

○一応今まで住んだ国では、「その国の言葉を知っていた方が、日々楽しいし役に立つ」主義で、お国言葉を習いに行っている(しかし、何一つ覚えていない、ノルウェー語とドイツ語)。

そんなわけで、私としては「今年こそ広東語レッスンを!」と思っています。だがしかし、3人の子どもの学費と習い事にお金が流れていってしまって、私のところまで全然回ってこないんですよねえ......。

私の熱意にも関わらず、「広東語を習いたい」と言うと、周囲から返ってくる反応は「え、北京語じゃないの?」。私が来てからのほんの1年ちょっとの間でも、北京語学習熱がさらに高まっているのを感じます。

インターナショナルスクールの小学校でも、英語ベースの学校であれば「第一外国語は北京語」というのが売りになっています。

近所の学校でも、以前はウェブサイトに「ローカルの文化に親しむために、我が校では広東語の授業を行っています」と高々とうたいつつ、先生の顔写真を並べていたのに、最近見たら「将来性のある北京語の授業を行ってます」と、すっかり方向転換。

長年勤めていたであろう広東語の先生たちはクビになってしまったのでしょうか。ローカルの文化はもういいのでしょうか???

うちの子どもたちの行っているインターナショナルスクールでも、最初は週2回だった北京語の授業が、昨年から毎日になりました。子どもたちも、いろいろと宿題を持ってくるのですが、なぜかA41枚にでかでかと書かれた「葡萄」とか「厨房」とか、私も書けないぞというような難しい漢字をなぞるのが7歳児の宿題だったりして驚きました。

「香港も一応中国なわけだし、ここにいる間に子どもに北京語を身につけさせれば将来有利になる」と思う親は欧米人にもアジア人にも多くて、習い事として北京語教室に通っている子もたくさんいます。

放課後、友達と遊んでいると「これから北京語のレッスンだから、バイバイ~」と帰っていく子が、徐々に増えている気がします。

我が家は、というと、うーん、今まで、さんざん英語圏で日本語を、日本で英語を学ばせることに苦労しているので、「2ケ国語だけでこんなに大変なのに、さらに負担を増やそうなんて滅相ももない」と、すっぱり線を引いて、学校の英語、放課後の日本語に専念しています。

今までは学校の面談でも、北京語の先生との面談はオプションなので、3人分の担任の先生+北京語の先生3人??というのが考えられず、申し込んだこともなく、クラスでの様子も把握してませんでした。

とはいえ、周囲を見ていると、一応学校の科目なわけだし、もう少し北京語のことも考えてあげた方がいいのかな、などと迷いが生じることも......。

ただ、英語圏にいて第一外国語はフランス語です、というよりは、遥かに私たちにはメリットがあります。

漢字は簡単なものほど共通しているようなので、こちらの小1(日本ではまだ年中)にあたる末っ子が「年」とか「田」とか、日本の小1で習うような漢字を授業で習っているのは、もちろん日本語学習の役に立っているはず。

何を隠そう、まだ日本語ではひらがなを少し覚えた位なのに、突然家で末っ子が漢字を書き始めた時は、「え、何で教えてないのに知ってるの? もしかして天才?」なんて、ドキドキしてしまいました。何のことはない、学校で習ってたんですね。

最近では、イギリスやアメリカの学校でも、北京語を導入しているところが徐々に増えているそうです。HSBCの寄付で、イギリスの中でも貧困地区の公立校で、何かしら将来有利なスキルを生徒が身につけられるようにと、北京語の授業が受けられるようにしたというニュースも聞きました。

今、日本は英語教育熱真っ盛りですが、北京語が子どもの語学教育に進出する日が来るのでしょうか?

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『Rainbow Magic Special Box』 自分から本を読む起爆剤になって欲しい!

読み聞かせは大好きですが、「これだけ読んでいるのだから、そろそろ自分から本を読んでくれるだろう」という親の期待にも今イチ反応がなかった9歳の娘(漫画の読み聞かせも相変わらずやってます。萩尾望都を読み聞かせ)。もう英語でも日本語でもどちらでもいいから、とにかくドンドン読んで欲しい! と試行錯誤の日々。クラスメートで、既にハリーポッターを自分で読んでる子もいる、なんて聞くとちょっと焦ったりして。

それが、最近本屋でこのセットを見つけて買ってあげたところ、ちょっとした起爆剤になってくれたようです。

002 日本でも翻訳版が人気を博しているらしい「Rainbow Magic」のシリーズ第1作~7作までが、きれいな箱に入ってます。しかもちょっとしたアクセサリーがおまけについていて、香港のDymocksでは300HKD(約4500円)。1冊72HKDで売られているから、これだとかなりお得。おまけと箱に目がくらんだ娘に「自分で全部読むなら買ってあげるけど!?」。

絶対読む、と約束させて購入しました。どうかな~と様子を見ていると、内容は「6歳から(英語圏の場合)」とされているように、9歳にしては簡単すぎるかなと思いましたが、「とにかく自分でも読める!読むと楽しい!」と思わせたいのだからと、余計な一言はぐっと飲み込みました。

今のところ、1日1冊位のペースで読んでます! 娘は、わざわざ毎日箱ごと学校に持っていくほど気に入りました(すごく邪魔だと思うのだけど)。

そろそろ全巻読み終わりそうだから、次のセットを、と思ったけど、まだ発売されていないようです。でも読みなれてきたら、バラで買っても読んでくれるかな。

日本のお子さんだったら中学2、3年生でしょうか。英語の子どもの本って、日本だと中学生じゃ習わないような言葉がすっと出てきたりして、結構語彙が難しいですよね。

そういえば、イギリスの幼稚園で「Mary, Mary, Quite Contrary」という詩を子どもが習っているのを見て、「Quite contraryって、4歳児が習うわけ?」とびっくりした覚えがあります。

毎日のリーディング教材でも、一応、翻訳を仕事にしている私でも、「これどういう意味?」と聞かれて「ええっと~、ちょっと待ってね~」とよく辞書引いてます。(父親が近くにいたら「パパに聞いて」と言えるんですけどね、結局宿題を見るのは私)。

日本で読むのなら、日本語版を読んでからだとすんなり理解できて楽しいかもしれませんね。マジックツリーハウスの英語版も、そういう意味でお勧めです(英語版は、絵柄がまったく違って、1冊に1エピソードになってます)。

日本のアマゾンにもあるかな、と探したら、ありました。なんと2,754円で、香港で買うより全然安い......。もちろん海外発送してくれるけど、送料&手数料で、結局こちらで買うより高くついてしまうし。日本って何かと恵まれてますよね! うーん、羨ましい。

Rainbow Magic: Books 1-7 Book Rainbow Magic: Books 1-7

著者:Daisy Meadows
販売元:Scholastic Paperbacks
Amazon.co.jpで詳細を確認する

参考に、マジックツリーハウスの英語版です。先日、近所で、シリーズ丸ごとセカンドハンドで売りたいという人がいたのに、タッチの差で他の人に持ってかれてしまいました。く、悔しかった!

Magic Tree House #1-4: Dinosaurs Before Dark/the Knight at Dawn/Muummies in the Morning/Pirates Past Noon Book

Magic Tree House #1-4: Dinosaurs Before Dark/the Knight at Dawn/Muummies in the Morning/Pirates Past Noon

著者:Mary Pope Osborne
販売元:Random House Childrens Books
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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子どものリーディング教材に見る国際感覚

英語ベースの学校では、国語の教科書がない代わりに、子どもが自分のレベルに合ったリーディング専用の小さな本を読む「ガイドリーディング」というシステムが一般的です。

リーディングブックを作っている会社は多く、どの会社のものも、レベル毎にうまく必要なボキャブラリーをちりばめつつ、低いレベルなら8ページの中に、子どもがひきつけられるような起承転結が組み込まれていて、よく出来ているなと感心します。内容も、物語から科学もの、ドキュメンタリーまでさまざま。アニメで人気の「クリフォード」も、元はアメリカのリーディング教材だったと聞きます。

香港に来て、最近まで英国系だったインターナショナルスクールに通っている3人の子ども達も、ほぼ毎日、リーディングブックを持ち帰って、親の前で音読することになっています。

そこで気がついたのは、以前、英国で英国の学校に行っていた時、読んでいたものよりも内容に国際的な視野が感じられること。

例えば、娘がある日持って来たものは、英語圏の大都市に引っ越してきたベトナム人の女の子が主人公。

彼女は英語がまったく話せなくて、学校でも、先生やクラスメートの話がまったく分からず、通学途中でも、バスの乗り方などのちょっとしたことが分からずトラブルになったり、おばあちゃんを残してきたベトナムののんびりした農村に戻りたいとホームシックになるなど、周囲が賑やかであるほどに孤独感をつのらせていきます。

シンプルな英語で書かれている分、彼女のさみしさが逆ににじんでくるのです。

しかし最後の方で、何年か前から同じ学校に行っているベトナム人の女の子と出会って友達になり、思い切り母国語で話すことができて、急に彼女の世界がぱっと明るく輝きだすのです。

この友達を介して、少しずつ彼女の生活も好転していくのではという予感と共に、ほんの16ページほどのストーリーは終わります。

こういう思いをしている子どもたちは、世界中にたくさんいるはず。似た体験をした・今している子が読めば、共感して励まされるだろうし、英語圏の子ども達など、そんな経験をする機会もなく、言葉が出来ない辛さを想像もできない環境にいれば、相手の立場に立って感じるいいきっかけになるかもしれない、と感心しました。

「人類皆兄弟」という考え方は、なるべく小さくて素直なうちに身につけさせるのが一番ですから。

どこの本だろうと気になって、裏表紙を調べてみるとオーストラリアでした。英国の学校では、英国の出版社のリーディングブックを主に使っていて、それはあくまで英国の文化を伝えるものであり、外国や異文化について語った本も、「外の世界にはこんなものがありますよ」というスタンスにあった気がします。

「英国系の学校なのに、英国よりオーストラリアやニュージーランドの本が多いんだな」と以前から不思議に思っていたのですが、なるほど、こういう視点があるから、英国にある英国人のための学校ではなく、様々な文化・民族から来た子ども達が集まるインターナショナルスクールで採用されたのだろうなと納得しました。登場人物の国籍も多種多様、その国では移民にあたるだろう人達の暮らしぶりも描かれているものもよく目につきます。

しかし、かといって、国際派育成に熱心な国に住む人が異文化や他人種に寛容かというと、そうとも言えないのです。

住む地域やタイミングなどで異論はあると思いますが、私が住んでいた時の英国では、人種の壁を日々感じることはほとんどありませんでした。「ああ、地図の端にある東の遠くの方から来た人達ね」位の受け止め方で、「日本だとこれはこう違う」なんて話には興味を示さないものの、毛嫌いされることもありません。

それよりも英国人としては「自分たちと同じ中産階級にいるかどうか。不動産の購入とDIYに興味があって、子どもの教育に熱心か」という社会での階級分けの方が重要なことに見えました。

一方、私はオーストラリアに住んだことがありませんが、人種の違いに関する感情は、かなりきついと聞きます。だからこそ、教育でその溝を埋めようという努力が払われているのでしょうか。厳然たる人種の壁があるアメリカだからこそ、あれだけ差別を禁じる法律が必要になるように。

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